卵からプリンになるまで

大学3年のしがない女子大生が綴るブログです。毎日特別なことなんてそうそう起きませんが、空が青く美しいので許してあげます。

離れてくもの

私は相変わらずバイトもせず呑気に11時に起きる生活を送っている。

 

バイトをすることだけが大学生を忙しくすることではないとわかっている。もっと騒ぐような毎日というか、若者らしさというものがあるはずなんだ、普通なら。でも、私は隠居生活を始め出すようなそんな歳とった気持ちでいるのかもしれない。

 

 

本当はもっといろんな人に出会える毎日が欲しい。同年代ではなくて、男女も関係ない、なんかノーボーダーなそんな風な誰かに会いたい。

 

一日中1Kのこの狭い部屋で過ごすのは苦痛だ。休み放題だし、好きなことし放題だけど、それがかえって苦しい。暇は怖い。

 

そんな暇なのだから、誰かを誘って出かければいいじゃんと思う、よね。

だけど、人を誘うことに躊躇いがちな私は半径5キロの距離に住んでる子すら誘えない。前はその子とは仲が良くてべったらだったのに今はもうそんな風に戻れない。

精神状態の違いなのかもしれない。私は彼女のように顔が広いわけでもなく、誰にでも分け隔てなく接することができるほど器用じゃない。当たり障りのない会話も苦手だ。

 

彼女と二人っきりの空間が今は居心地が良いとは言えない。

だから、私は、私たちは自然と離れていってしまうのかもしれない。島々が年々わずかな距離ではあるが移動していくのと同じように。