とにかく眠い
こんな時間に眠くなられては困るのだ。
只今午後5時、もうすぐ晩御飯にしようというのに脳は「眠れー」と私に命令してくる。そんな脳に私は「起きろー」と念を送る。
出不精の私だが、2日に一回ほどのペースで近くのスーパーのウォーターサーバーに水を汲みに行く。近くといっても歩いて8分程かかる。
今日もそのためになんとかかんとか家の外に出た。
私以外誰も汲みにくる気配が一向になくて
(もしかしてここは自分しか使ってないのかも……)
と思ったが、ある日年配の女性が私の横に来て、
「ここはカードがいるのよね?」と尋ねてきた。私は「そうですよ」と答えた。すると、
「重いのに偉いわね」と言葉をもらった。その一言がたまらなく嬉しくなって、ついつい一人暮らしをしていて、ここの水がすごく役に立っているなんて聞かれてもいないことをベラベラと話してしまった。
普段、誰かと話す機会が全くないから思わず饒舌になった。
すんごくすんごく幸せだったのだ。
1分もないその一瞬がその日一日を素敵な日に彩ってくれたのだ。
ヨソはヨソ、ウチはウチの文化が根付く日本でこんなことが起きるとすこぶるハッピーになれちゃうわたしは素直で幸せ者だな。
私はもう一度その人に会うことができるだろうか。もし、会えたなら何を話したらいいんだろうか。
まあ、でも、会いたいなぁ。
お願い、
神さま。