1003 留学の結果
留学してすでに1ヶ月が経った。
未だに将来のビジョンの欠片を見つけることさえもできていない。
朝が来て夜が来て毎日その繰り返しで日々はどんどん過ぎ去ってゆく。
ネットで
“留学 すべきこと”
なんて調べるも何一つできておらず、ただ単にスペイン語と英語に噛みつきながら生きているだけ。
留学は「有限」そんなのわかっている。
日本という国からちょっと逃げてみたかった。
海外に行けば何か見つかると思っていた、ほとんどの凡人がこう言う。
私も同じだ。
そんなの嘘で、見つけたからこそ海外に行くのかもしれない。
ジブリの映画の『耳をすませば』の登場人物の一人である天沢聖司は、
「バイオリン職人になりたい」
から海外に行くという道を選んだ、と思う、確か。
自分はどうだ、何も見つけないまま旅立ってひたすらに時を食いつぶしてどうなる、どうなりたい?
お前が見つける、
お前にしかできないことは何だ?